ムリせず頑張りすぎない生活

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アラフィフ主婦のスローライフのすすめ。日々思う事や、ダイエット、美味しいもの、旅行などの情報を発信していきます。

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火星探査機たちの遠く孤独な作業。

こんにちは、れいです。

皆さん、昨日の月と火星のコラボはご覧になりましたか?
私も日没後、南の空を見上げ輝く半月とその上に小さな火星を観ました。

先日の「イーロン・マスク氏に実現してほしい火星移住生活」のブログの最後に人類の一生なんてちっぽけ、と書きましたが、どうしてどうして人類ってすごい事やってるんです。(先日のブログはこちら ↓ ) 

reiando.hatenablog.com

今回も火星の話です。
人類は、まだ足を踏み入れたことのない火星に、自分たちの代わりにたくさんの火星探査機を送り込んでいます。

これも、また何年か前のケーブルTVのナショナルジオグラフィックの番組で探査機の特番をやっていて知ったのです。私が知っている探査機はアメリカの3つ。

  • スピリット

 2003年6月10日打ち上げ、2004年1月3日に火星に着陸。2011年5月25日ミッション終了。当初は3ヵ月間の活動予定だったが、通信が途絶えた2010年まで6年以上活動をつづけた。

 2003年7月7月打ち上げ、2004年1月24日に火星に着陸。2019年2月14日ミッション終了。火星での移動距離は45キロ以上。当初の活動予定は3カ月だったが、14年以上活動をつづけた。

  • キュリオシティ

 2011年11月26日打ち上げ。2012年8月6日に火星に着陸。現在、運用中。

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想像を絶するミッションだったと思う。
まず、空気もない、重力も少ない火星にどうやって探査機を落とすのか?落ちた衝撃で壊れてしまわないか?
また、火星は砂嵐がすごいらしいです。その砂嵐で、太陽光で充電するソーラーパネルに砂や埃が積もり、充電できない、と考えられスピリットとオポチュニティーは3ヵ月の寿命と予想されたようです。
でも、強い風によりパネルに積もった砂や埃が吹き飛ばされ、充電できたらしく、予想を超える活動期間となったみたいです。

車輪の故障や、ヒーターの不調、極寒の中何カ月も砂嵐にさらされる中、探査機はたくさんの貴重な写真データを地球に送ってくれました。
その中に、自撮りした写真もあったとか。また自分の誕生日にハッピーバースデーの歌を歌ったり、ロボットだけど、なぜか、かわいらしく見えました。

オポチュニティーは、2018年6月に通信が途絶え、NASAは1000回以上もコマンドを送り続けました。冬眠モードに入っているオポチュニティーを起こそうと目覚めの音楽をかけたりしたそうです。ついに2019年2月コマンド送信打ち切り、ミッション終了が告げられます。14年も頑張ってくれたオポチュニティーの最後に、涙しているNASAスタッフもいたそうです。

探査機を作ったのも、飛ばしたのも人だけど、人の代わりに、たくさんの貴重なデータを発見し、送ってくれました。

地球から遠く離れた火星で、一人ぼっちで活動を続けた探査機、スピリットとオポチュニティーは、今は、砂で埋もれているだろうな、と思います。
何十年か経って、人類が火星に降り立った時、スピリットとオポチュニティーを見つけて、「あぁ、あの時の探査機だ!」と思い出して追悼してほしいな、と思います。
部品は、リサイクルされるだろうな。

それとも、地球以外の星から来た宇宙人が見つけて「ナンダ、コレハ?」と言っているかな(笑)

それでは、また。